右京区の山里にある越畑フレンドパークまつばらで打ちたての十割蕎麦に舌鼓

右京区の山里にある越畑フレンドパークまつばらは平成11年に地域の活性化を目指して地元の有志により設立された交流施設です。今日はこちらで提供されている名物の京都グルメ、『ざるそば』（十割蕎麦）を目当てにやってきました。辺りを見渡すと棚田が広がり、ここが京都市内とは思えないほどです。建物の外に設置されているのは、なんとプロパンガス！思わず目が引かれてしまいました。

広々とした店内は木の温もりを肌で感じることができるとても開放的な造りとなっています。今回は田園風景が見渡せる窓際の席へと案内していただきました。各テーブルに生けられた地元に咲く季節の花々も素敵です！また、運が良ければ、蕎麦職人さんによる蕎麦打ちの様子が店内からうかがうこともできます。

メニューには手打ちそばと書かれていますが全てが十割蕎麦とのことです。蕎麦の風味を楽しむためにざるそば（大盛り）を注文しました。蕎麦以外のメニューとしては天ぷらの盛り合わせ、また、ブラマンジェや蕎麦プリン等の甘味グルメ、コーヒーなども用意されています。

窓からの素晴らしい田園風景を眺めていると心が安らぎます。手前に広がっているのは越畑フレンドパークまつばらが管理するそば畑！こちらのそば畑の景色もご馳走！収穫は11月の中旬頃を予定しているようです。

ざるそばを食べる前に蕎麦茶を味わいます。京都といえば宇治茶が有名ですが蕎麦茶も負けていません！舌触りがなめらかで若干のとろみがあり絶品の美味しさでした。

蕎麦の素揚げも絶品です。程良い塩加減で食感はカリカリ！病みつきになりそうな昔懐かしい高級菓子という感じでしょうか・・・。蕎麦茶との相性も抜群です。

【ざるそば（大盛り）】
地元産のそば粉を中心に使用して作られた越畑フレンドパークまつばら自慢のメニュー『挽きたて・打ちたて・ゆがきたて』ざるそば（大盛り）が運ばれてきました。窓から田園風景を望むロケーションでのグルメタイムは贅沢の極みです！

箸で十割蕎麦を軽くすくうように持ち上げるだけで十割蕎麦のコシを感じることができます。最初は何もつけずに蕎麦だけでいただきます。噛めばかむほど蕎麦の旨みが口の中に広がり幸せ気分に・・・。鼻から抜ける豊かで贅沢な香りも何ともいえません。

蕎麦もさることながら麺つゆも極上です！かつおや昆布などの上品な旨みがたっぷりと効いているので十割蕎麦を更に美味しくしてくれます。もし、途中で麺つゆがなくなってしまってもご安心ください！お店の方に声を掛けると無料で新しい麺つゆを持ってきてくれます。また、わさびやネギなどの薬味を入れると味に変化が加わり飽きることなく最後まで美味しく京都グルメを堪能できます。

越畑フレンドパークまつばらではそば湯のサービスもあります。トロリとしたそば湯を麺つゆに継ぎ足すと蕎麦と麺つゆが合わさった最高の香りが立ち上ります。もちろん味も絶品！ぜひ、そば湯も楽しんでみてください。

美味しい十割のざるそばを楽しんだ後は店内の入口付近の野菜及び加工品の販売コーナーへ。この日は、ほとんどの商品が売り切れ状態！越畑フレンドパークまつばらの人気の高さがうかがえます。買うつもりでいた原木しいたけは次回にお預けとなりました。

外は今にも雨が落ちてきそうな感じでしたが、初秋の田園風景を満喫するため周辺をぶらり散策！山里を吹き抜ける風は少し秋めいていましたが、蝉（ツクツクボウシ）の元気な鳴き声もちらほらと聴こえていました。季節が夏から秋へと移っていく様子ってどこか寂しげです。越畑フレンドパークまつばらで地元の方々の作る京都グルメを堪能し山里の大自然にも癒され大満足の一日となりました。

本格手打ちの十割蕎麦をリーズナブルに楽しみたい方は右京区の山里にある越畑フレンドパークまつばらがおすすめ！ぜひ足をお運びください。窓からの大自然を眺めながらいただく蕎麦は格別です。また地元で採れた安心で安全な野菜や果物なども販売されていますのでお土産にいかがでしょうか。お店は京都市街地から離れておりアクセスはかなり悪いですが、行く価値は十分にあると思います！なお、十割蕎麦は人気メニューのため売り切れる場合もありますので、お店に問い合わせをしてから行くと安心でしょう。

【越畑フレンドパークまつばら】
住所：京都市右京区嵯峨越畑正鍋浦109-1
電話：0771-44-2700
時間：夏期11:00～16:00 冬期11:00～15:00
休み：火曜日（祝日の場合は翌日）
交通：京都縦貫道千代川ICから国道477号線を京北方面へ25分